アンゴラ

アンゴラ

アンゴラはアフリカ南西部に位置しており、コンゴやザンビア、ナミビアと国境を接しています。

 

アンゴラではロブスタ種が有名です。

 

コーヒー生産は1830年代にポルトガル人によって開始されて、それはすぐに換金作物になりました。

 

コーヒー産業はかつて大規模なプランテーションによって支配されていました。そのコーヒー生産量はアンゴラの全体の7割にものぼるものでした。大規模な農園はコーヒー栽培の設備をもっていましたが、そうした農園の所有者というのは主にポルトガル人の入植者でした。

 

アンゴラが独立をした後、大規模農園の多くは国有化されましたが、新しい農園主にはコーヒー栽培を行なっていく専門知識が不足していました。

 

また、コーヒー農園で働く労働力や、農園を継続するための資金も足りなかったのです。それらの問題により、コーヒー生産量は減少していきました。

 

また、長く続いた内戦もコーヒー産業の発展の足かせになりました。

 

1990年代にはアンゴラの多くのコーヒー農園が民営化されました。

 

内戦の間、コーヒー栽培はどのような状況にあったか

内戦の間、大農園の経営者は自分たちの農園を放棄しました。その農地には数多くの地雷が設置され、コーヒー豆も長い間収穫がされずに放置されたのです。

 

古くからある多くのコーヒー農園では、コーヒーの木に対する手入れもあまり行なわれておらず、その多くは病気や害虫といった危険にさらされました。

 

また、農家を支える金融制度やインフラ設備も不足していました。

 

現在では400万人以上の難民が祖国へ戻って地域の復興や、コーヒー栽培を含めた経済の建て直しを図ろうとしています。

 


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