タンザニア
タンザニアは東アフリカ最大の国であり、広大な自然や多くの野生動物が見られることで知られています。
最も有名なコーヒーの銘柄といえば、まず最初にあげられるのはキリマンジャロでしょう。
キリマンジャロの豆は、アフリカ大陸最高峰のキリマンジャロ山の麓に広がる地域で栽培されています。
その地域は肥沃な火山性土壌であり、雨量が年間1200mmを超え、コーヒー栽培には良好な場所です。
キリマンジャロは強い香りとさわやかな酸味、適度な苦味を持つ濃厚なコクが特徴です。
ミルクや砂糖を加えても風味が損なわれないコーヒーとして親しまれています。
煎り方や淹れ方で幅広く楽しめるコーヒーです。
中煎りをストレートで楽しめるのはもちろん、深煎りにするとコクと香りが強まり、エスプレッソやアイスコーヒーなどにも向きます。
格付けは豆の大きさと欠点数で行なわれています。
なお、タンザニアではアラビカ種の生産が8割を占めています。アラビカの品種はブルボン、ケントが中心です。
西部では主にカゲラ州でロブスタ種の栽培も行なわれており、5〜8月頃に収穫されます。