アラビカ種の品種

アラビカ種の品種

アラビカ種は、熱帯地方の各地域に広まっていくに従って、多くの品種に分かれていきました。いまではアラビカ種は70種以上の品種が存在するといわれています。

 

アラビカ種には原種に近い品種もあれば、突然変異種やハイブリッド種もあります。

 

このページでは主な品種とその特徴を解説します。

アラビカ種の品種記事一覧

ティピカ(Typica)

The Red Coffee...Ann CecilBuy This at Allposters.comティピカはアラビカ種の中で原種に一番近い品種です。ティピカのコーヒーの種子は18世紀にフランス人の海軍将校によって初めてアメリカ大陸にもたらされました。豆は長い形をしていて、香りや酸味はとてもす...

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ブルボン(Bourbon)

Guatemalan...Ken LucasBuy This at Allposters.comブルボンはティピカの突然変異で生まれた亜種であり、ブルボンとティピカはコーヒーの品種の中で一番古い品種であると考えられています。ブルボンはマダガスカル島の東にあるブルボン島(現在ではレユニオン島)にちな...

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カトゥーラ(Caturra)

カトゥーラはブルボンの突然変異種です。1930年代にブラジルのカトゥーラという名前の町の近くで発見されました。そのコーヒーの木の高さはブルボンとくらべると低いです。また、ブルボンよりも収穫率は高いです。豆は小粒であり、サビ病に強いという特徴もあります。品質は高いのですが、栽培には手間と施肥が必要にな...

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ムンド・ノーボ(Mundo Novo)

ムンド・ノーボはティピカとブルボンの自然交配種です。1950年頃からブラジルで栽培が始まりました。ムンド・ノーボというのは「新世界」という意味です。様々な環境に適応し、病気にも強い種です。多産ですが、ほかの種とくらべるとわずかに生育が遅いという特徴があります。また、成長すると木の高さは3メートル以上...

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カトゥアイ(Catuai)

カトゥアイはブラジルで生まれたムンド・ノーボとカトゥーラの交配種です。中米からコロンビアにかけて広く栽培されています。多産であり、さまざまな環境によく適応します。また、カトゥアイの樹高は低いので収穫もしやすいです。病気にも強く、また実は樹上から簡単に落ちないので、強い風や雨にも強いです。栽培にあたっ...

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マラゴジッペ(Maragogype)

マラゴジッペはティピカの突然変異種です。それはブラジルのバイーア州のマラゴジッペ市で最初に発見されました。マラゴジッペはブルボンやティピカとくらべると樹高が高いです。生産性は低いですが、大粒の豆が特徴です。そのため、一部のマーケットではとても高く評価されています。標高600〜800mが栽培に適してい...

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ケント(kent)

ケントはインドの品種です。生産性が高く、サビ病にも強いのが特徴です。

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アマレロ(Amarello)

コーヒーの実は熟すと赤くなるのが一般的ですが、アマレロの実は黄色くなります。品種名のアマレロは後期ラテン語のAmarellus(黄色いという意味)からきています。樹高は低くて生産性が高いのが特徴です。

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カチモール(Catimor)

カチモールは1959年にポルトガルにおいて、サビ病に強いチモール種とカトゥーラが交配されて作られました。成長が早く、生産性も高いのが特徴です。多品種と比較すると樹高は低いですが、実と種子は大型です。カチモールをもとにして数多くの品種が新しく生まれており、カチモール系の品種というのは多産であり、さまざ...

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ヴァリエダ・コロンビア(Variedad Colombia)

ヴァリエダ・コロンビアはカチモール種とカトゥーラ種を交配させた品種です。病気に強いのが特徴です。また、短期間で多くの収穫量を見込むことができます。

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