ハワイ
ハワイでは19世紀の半ばにコーヒーの栽培が始まりました。
現在、ハワイ島、カウアイ島、マウイ島などでコーヒーが栽培されています。最も有名なのはハワイ島のコナコーヒーです。
ハワイ島のコナ地区は、同島中部のマウナ・ケア山とマウナ・ロア山の西側斜面にあります。
コナ地区は標高600m前後ですが、海洋性気候であり、中米の1200m程度の気象条件と同じになります。
栽培されているのはティピカが中心であり、収穫されるのは10月から1月です。
ハワイコナは全体の作付面積が小さく、すべて手作業で行なわれています。
生産量は全世界のコーヒー生産量の1%にも満たない貴重な豆です。
高品質で生産量が少ないので、ブルーマウンテンに並ぶ高値がつけられるほどです。
ハワイコナのコーヒーの特徴は芳醇でシャープな酸味と豊かな香りです。焙煎度はシティローストからフルシティーローストが適しています。豆の等級はサイズと水分量、欠点数によって決まります。