インド
インドはアフリカ以外で最初にコーヒー栽培を開始した国です。インドには10万以上のコーヒー農園があります。
主なコーヒー産地はケーララ州、カルナータカ州、タミル・ナードゥ州などです。中でもカルナータカ州で栽培されるコーヒーは有名です。そこには標高750〜1500mのところに農場があります。
インドのコーヒーの等級
インドのアラビカ種のコーヒーには独自の格付けがあります。それは、Plantation Aと、Plantation B、Plantation P.Bとそれ以下、という格付けです。
モンスーン・マラバール
インドのコーヒーの中で最も有名なのはモンスーン・マラバールでしょう。このコーヒーはモンスーンの時期、すなわち6月末から9月にかけて生産されます。
6月頃にモンスーンが吹き始めると、倉庫にコーヒーチェリーを広げて数日間乾燥させて、麻袋に入れて再び乾燥させます。その後、一ヶ月ほど過ぎるとコーヒーは銀白色に変わります。これがモンスーンコーヒーと呼ばれるものです。
抑制された酸味と、まろやかな味が特徴です。また、貿易風によって乾燥された風味も忘れてはならないポイントでしょう。