コスタリカ
コスタリカは九州と四国を合わせたほどの面積の小さな国です。パナマとニカラグアに国境を接しています。
コーヒーは1779年にスペイン人の旅行者ナヴァロによって、キューバから持ち込まれました。
コーヒー産地の中でも経済的に裕福な国であるというのがコスタリカの大きな特徴です。
カリブ海を望む東部の斜面と、太平洋に面する高地で栽培されています。豆は全体的にかなり大粒です。
コスタリカの栽培品種は全てアラビカです。その中でも8割以上がカツーラやカツアイといった収穫率の高い品種で占められています。
コーラル・マウンテン
コスタリカで最も有名な豆はコーラル・マウンテンでしょう。この豆は首都サン・ホセ西部にある山岳地帯の農園で栽培されています。
標高1500mの急斜面に農園はあって、農民は滑り落ちないように体をロープに巻きつけて作業をしますが、これは「モンキー・スタイル」と呼ばれています。
赤く熟した実だけを1粒ずつ摘み取って、水洗式で精製し7日間かけて太陽の光で乾燥させます。
コーラル・マウンテンは、まろやかな甘みとコクが特徴です。