キューバ
キューバは西インド諸島の中で最大の島とその属島からなる共和国です。主に砂糖とタバコとコーヒーの生産がよく知られています。
18世紀の半ばにキューバにコーヒーが持ち込まれました。1790年代までにはかなり多くの量のコーヒーがスペインに輸出されるようになりました。また、1789年にハイチの暴動で、フランス人がキューバに逃れてくると、キューバのコーヒー産業は拡大していきました。
コーヒー栽培は主に中部や西部の山岳地帯で行なわれています。
2000年に、キューバ南東部のコーヒー農園発祥の地の景観は世界遺産に登録されました。
クリスタルマウンテン
クリスタルマウンテンは標高1,000mのエスカンブライ山脈地帯で栽培されています。昼夜の気温差が10℃以上あり、年間降雨量約2000mm、また肥沃な土壌をもつこの地域はコーヒー栽培には最適な場所です。それと、水晶が採れることからクリスタルマウンテンという名前がつけられました。
クリスタルマウンテンの特徴はまろやかな香りと、やわらかな酸味です。
焙煎においては繊細な風味を壊さないためにミディアムローストからシティーローストが適しています。