ドミニカ共和国
ドミニカ共和国はカリブ海の島々を代表するコーヒー生産国のひとつです。コーヒーは砂糖に注ぐ第二の主要農産物になっています。
コーヒー農園の大きさは13万ヘクタールにも及び、毎年のコーヒーの収穫量は5万トンほどです。
ドミニカ共和国では18世紀にコーヒー栽培が開始されました。
主な産地は中央山脈のシバオと、カリブ海に近いバラオナの二つです。
コーヒー豆は産地ごとに特徴が異なるので、地名で呼び分けられています。
シバオではカツーラが、バラオナではティピカが多く栽培されています。シバオはコクのあるコーヒー、バラオナはやわらかな香味が特徴です。
品種についていえば、ドミニカ共和国では生産されている品種の9割がティピカです。残りの1割はブルボン、カトゥアイ、カツーラ、ムンド・ノーボなどになっています。