ジャマイカ

ジャマイカ

ジャマイカは国土のおよそ8割が山地であり、高品質なアラビカ種が生産されています。

 

1725年にマルチニーク島から最初のコーヒーの木が持ち込まれました。ジャマイカでは1932年にコーヒー生産はピークに達して、1万5千トンにまで生産は拡大しました。

 

第二次世界大戦後、ジャマイカのコーヒーの質は低下して、いくつかの国ではジャマイカ産のコーヒーを買い控えるようになってしまいました。

 

そうした状況を憂慮して、ジャマイカ政府は1953年に、コーヒー・インダストリー・ボード(CIB)を創設しました。それはジャマイカコーヒーの品質管理を徹底することを目的としていました。

 

Plantation Coffee-Mill, Surrounded by Stone Terraces, Jamaica, c.1890


Plantation...

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生産地区は三つに分かれていて、ブルー・マウンテン、ハイ・マウンテン、プライム・ウォッシュトと呼ばれ、銘柄の名前にもなっています。

 

ジャマイカといえばブルーマウンテンがとても有名です。この特定の地域のコーヒーをブランド化したのはジャマイカが最初の試みでした。

 

ブルーマウンテン

ブルーマウンテンは標高800〜1200mの特定地域で栽培されています。その農園は山岳地帯の急な斜面にあります。

 

短時間のうちに幾度もブルーマウンテンミストという霧が発生し、昼夜15℃以上の激しい温度差があるため、香りや味、コクのバランスが絶妙なコーヒー豆が生産されるのです。

 

輸出にあたっては、厳しい検査をクリアした豆だけが輸出用と認められて、樽に詰められ出荷されます。樽詰めされるコーヒーは世界でブルーマウンテンとハイマウンテンだけです。ほとんどが日本へ輸出されます。

 


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