メキシコ
メキシコは中米の国の中でコーヒー生産量が最も多い国です。地理的な事情もあって、豆の70パーセントはアメリカ合衆国に輸出されています。
オーガニックコーヒーや有機コーヒーがメキシコでは有名です。
コーヒーは18世紀の終わり頃にスペイン人によってキューバとドミニカ共和国からメキシコに持ち込まれました。それから数十年過ぎた後、ドイツ人とイタリア人の移民がメキシコに移住してきてから、メキシコでのコーヒー栽培は本格化していきました。
メキシコのコーヒーの主な産地は、グアテマラ国境付近のチアパス州、東部のベラクルス州などです。特に高地産の水洗式の豆に芳香と酸味の優れたものがあります。
生産される品種のほとんどがアラビカ種です。精製はウォッシュト(水洗式)で行なわれています。
メキシコでは生産される地域の標高によって格付けがされています。最高等級は標高1600m以上のSHG(ストリクトリーハイグロウン)です。