コーヒー豆の挽き具合について
焙煎が終わったら、次はコーヒー豆を挽いて粉にする作業があります。この作業はグラインドと呼ばれ、コーヒー豆を挽く道具はミルと呼ばれます。
コーヒー豆の挽く具合は、挽いた粒の大きさによって分類されます。その挽いた粒の大きさは粒度(りゅうど)といいます。
豆を挽くときに注意すべきことは、粒度を均一にすることです。粒度の粗いものと細かいものが混ざると、味がぼやけて、コーヒー本来のうまみを引き出すことができません。
どの程度の挽き具合にするかは、どのコーヒー器具を使うかによって決まってきます。
※細挽き
・抽出器具 ペーパードリップ、サイフォン
細挽きの粒はグラニュー糖ほどの大きさです。
※中挽き
・抽出器具 ネルドリップ、コーヒーメーカー、コーヒープレス
最も一般的な粒度です。粒はザラメ糖とグラニューとの中間くらいの大きさです。
※中あら挽き
・抽出器具 ペーパードリップ、ネルドリップ
粒はザラメ糖よりもわずかに小さいぐらいの大きさです。深煎りの焙煎豆からコーヒーを抽出するときに適しています。
※あら挽き
・抽出器具 パーコレーター
ザラメ糖に近い粒度の、最も荒い挽き方です。
※極細挽き
・抽出器具 マキネッタ、エスプレッソマシン、イブリック(トルコ式コーヒー)
パウダーのように細かく挽いた状態です。エスプレッソをつくるときに向いています。