トルコ式コーヒー(ターキッシュコーヒー)
1000年もの間続く、トルコ式コーヒーは、コーヒーの原点ともいえるかもしれません。
トルコ式コーヒーを飲むときには、イブリックという小鍋を使います。現地ではこのイブリックのことをジャズヴェと呼ぶことが多いようです。
細挽きの粉をイブリックの中に入れて、火にかけて煮出し、粉を濾さずに上澄みのコーヒーを飲みます。粉っぽい味わいですが、コクのあるのが特徴です。
2人分のデータ
- コーヒー粉の量 20g
- 豆の挽き具合 極細挽き
- 焙煎度合い 深煎り
- 水量 約200CC
器具
- イブリック
※浅煎りや中煎りの豆を使うと渋みが出やすく、深煎りの豆ならすっきりとした苦味が味わえます。
手順
- イブリックにコーヒーの粉を入れます。砂糖を入れて飲むときには、この段階で一緒に入れます。砂糖のほかにはシナモンなどを入れることもあります。
- 水を注ぎます。
- 弱火にかけます。
- 沸騰してコーヒーの液体があふれんばかりになってきたら、火からおろします。あわ立ちがなくなったら再度、火にかけます。これを3回繰り返します。
- カップには2〜3回にわけて注ぎます。カップの底にコアが沈んだら、上澄みを飲みます。
豆知識
トルコでは、飲み終えたカップの底に残ったコーヒー粉の形や模様で、「コーヒー占い」をすることがあります。
コーヒー占いの方法は2通りあるといわれています。ひとつはカップの底に残ったコーヒーの形で占うやり方であり、もう一つは残ったコーヒーをソーサーにあけて、その模様で占うやり方です。