種まきから収穫まで

種まきから収穫まで

種まき

コーヒーの栽培にあたっては、まず種まきが必要になります。ですが、ただ単にコーヒーの生豆をまくだけでは芽は出てきません。コーヒーはパーチメントの状態で苗床にまく必要があります。パーチメントというのは、コーヒーの外皮と果肉を除去すると、コーヒーの種子を包む堅い皮がでてきます。その皮がついたままのコーヒーはパーチメントコーヒーと呼ばれます。

 

パーチメントコーヒーをまいてから発芽まではおよそ40〜60日間を要します。その過程においては、環境の変化に対応するために、寒冷紗などを用いて直射日光をさえぎる必要があります。それから、半年ほどで苗木になります。苗木になったときの大きさは50cmほどです。

 

最初の種まきから花が咲くまでは少なくても3年ほどかかります。コーヒーの花は白色をしていて、ジャスミンのような香りがします。花は数日で枯れて、実は半年ほどで熟します。

 

実は最初、青緑色をしていますが、だんだんと黄色、赤色と色が変わっていって、最終的に熟すと濃紅色になります。

 

Red Coffee Beans on Plant, Coffee Plantation and Museum, Museo del Cafe, Antigua, Guatemala


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収穫

コーヒーの収穫の時期とその方法は産地によって違いがあります。収穫期は通常、年に1〜2回であり乾期に収穫されることがほとんどです。

 

コーヒーの収穫の方法は「手摘み」による方法と、落果法に分けられます。落果法は棒を使って実を地面にはたき落として集める方法です。落果法の場合、手摘みとくらべると、異物が混入しやすいというデメリットがあります。また、地面が湿っていると実をはたきおとしたあとに、その実が発酵してしまうこともあります。

 

手摘みはブラジルやエチオピアを除くアラビカ種の原産国で行なわれています。また、落果法はブラジルやエチオピア、また、ロブスタ種の生産国の多くで行なわれています。

 


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