コロンビア
コロンビアはブラジル、ベトナムの次にコーヒー生産量の多い国です。19世紀の初頭にコーヒーの栽培が開始されました。
現在、コロンビアでは人口のおよそ2割がコーヒー産業に携わっています。
国土のおよそ半分が山岳地帯であり、急斜面の場所に生産地があるため機械化が難しいので、小規模なコーヒー農園が主体になっています。これは大規模農園の割合が高いブラジルとは対照的です。
主な産地は北部のサンタンデールやアンティオキア、南部のカウカ、中西部のトリマやカルダスなどです。
1927年にはコロンビアコーヒー生産者連合会(FNC)が設立されました。
コロンビアでは、ティピカ種、ブルボン種、マラゴジッペ種、カトゥーラ種のほか、最近ではブラジル産のムンド・ノーヴォ種も栽培されています。
精製は水洗式です。
スプレモ
格付けはスクリーンサイズによって行なわれます。最高級のスクリーン17以上はスプレモと呼ばれます。14〜16はエキセルソです。スクリーン13以下は輸出しないという基準が設けられています。
スプレモの豆は大きくて肉厚なのが特徴的です。ブレンドのベースとしても用いられます。
豊かな酸味とコクを持ち、乾燥したヒマラヤ杉やヘーゼルナッツのような香りがします。
エメラルドマウンテン
エメラルドマウンテンは標高約1600mで栽培されています。厳選された豆のみが使用されたプレミアムコーヒーです。甘い花のような香りと深いコクが特徴です。