コーヒーの歴史

コーヒーの歴史記事一覧

コーヒーに関連する二つの伝説

コーヒーの起源を語った伝説は数多く残されています。その中でもとくに有名な伝説が二つあります。それはキリスト教国で伝わる、山羊飼いカルディの伝説(エチオピア説)と、アラビア説ともいわれる僧侶シェーク・オマールの伝説です。山羊飼いカルディの伝説キリスト教国に伝わる山羊飼いカルディの伝説は、エチオピア説と...

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アラビア半島で広まったコーヒー

12世紀になると、アラビア半島では世界で最初にコーヒーが商業用に栽培されて、貿易も行なわれるようになりました。アラビア人の商人たちがコーヒーを自分たちの故郷に持ち帰った後、アラビア半島でコーヒー栽培が開始されたのです。彼らは緑色のコーヒー豆をつぶして、お湯の中に入れ煮出して、カーファとよばれる飲み物...

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イスラム世界からヨーロッパに伝わったコーヒー

コーヒーはエチオピアからエジプト、そして現在のイエメンに伝わり、そこで初めて焙煎されて、16世紀にはトルコ、ペルシア、アフリカ北部にも伝わっていったと考えられています。また、イスラム世界からヨーロッパにも伝わりましたが、そこには紆余曲折があったのです。クレメンス8世によるコーヒー洗礼Pope Cle...

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インスタントコーヒーの歴史

手軽にコーヒーを飲みたいときに便利なのがインスタントコーヒーですが、それにはどんな歴史があるのでしょうか。ここではインスタントコーヒーの歴史を詳しくみていきます。世界初のインスタントコーヒー世界で最初のインスタントコーヒーは1771年に英国で発明されたといわれています。1853年にはアメリカで最初の...

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初めて日本にコーヒーが入ってきたのは、元禄時代の長崎出島

コーヒーは、1641年に長崎出島のオランダ商館設立以降、オランダ屋敷に持ち込まれたのだろうと推測されています。鎖国政策により、日本人が外国人と接するのは、出島という小さな人工島のみに限定されていました。では、日本で最初にコーヒーを飲んだ日本人はいったい誰だったのでしょうか。出島に出入りしていた通詞(...

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大田蜀山人

太田蜀山人は、実際にコーヒーを飲んでその感想を著した最初の人物といわれています。彼は戯作者であり、狂歌師でもありました。-----------------------------------------------紅毛船にて『カウヒイ』というものをすすむ。豆を黒く煎りて粉にし、白糖を和したるものなり...

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コーヒーを薬として伝えたシーボルト

オランダのフィリップ・フランツ・フォン・シーボルトは、1823年にオランダ商館員として出島にやってきました。日本へは鎖国時代に医学を伝えたことで有名な人物です。シーボルトはコーヒーを薬として日本に紹介しました。また、彼自身もコーヒーが大好きだったと伝えられています。シーボルトは『江戸参府紀行』という...

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日本で最初のコーヒー店、可否茶館

日本で最初の本格的なコーヒー店は、日本人の鄭永慶(てい・えいけい)が1888年、東京上野の西黒門町に開いた「可否茶館(かひちゃかん)」でした。鄭永慶は欧米留学中に見たコーヒー店を参考にして可否茶館を開店しました。コーヒー店の開業にあたって、鹿鳴館のように単に表面的に西洋文化を真似るのではなくて、鄭永...

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日本に定着したコーヒー文化

明治後期になると、コーヒーは一般的な飲み物になっていきました。日本橋の「メイゾン鴻の巣」や銀座の「カフェ・パウリスタ」、「カフェ・ライオン」といったカフェが順次開店していきました。これらのカフェは、明治の文化人たちがコーヒーを飲みながら、芸術や文化を論ずるサロンとしての役割を果たしたのです。メイゾン...

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