大田蜀山人
太田蜀山人は、実際にコーヒーを飲んでその感想を著した最初の人物といわれています。
彼は戯作者であり、狂歌師でもありました。
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紅毛船にて『カウヒイ』というものをすすむ。豆を黒く煎りて粉にし、白糖を和したるものなり。焦げ臭くして味ふるに堪ず。
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これは大田蜀山人が1804年に『瓊浦又綴(けいほゆうてつ)』という書物の中で記したコーヒーに関する印象です。
彼はコーヒーをおいしいとは思わなかったようです。