欠点豆の種類

欠点豆の種類

欠点豆とは、コーヒーの香味に悪影響を及ぼす不出来な豆のことです。

 

コーヒー豆を焙煎する前に、生豆から欠点豆を取り除く作業はとても大切です。

 

欠点豆には多くの種類がありますが、ここではその代表的なものを解説しています。

 

カビ豆

カビ豆は、豆の貯蔵をする場所が高温であったり、乾燥が不十分であったりといった事柄が原因になります。

 

発酵豆

コーヒーの貯蔵場所の湿気の高さが原因です。また、水洗式の発酵槽において雑菌がついて発酵してなるときもあります。煎ったときに異臭を放つのが特徴です。

 

黒豆

コーヒーの実が成長する際に水分が足りなかったり、発酵時間が長すぎるといったことで、豆の色が黒くなります。ブラックビーンともいいます。黒豆はコーヒーの濁りや腐敗臭のもとになります。

 

コッコ

コッコは外皮をつけたまま乾燥された豆です。ドライチェリーともいいます。ちなみに、コッコとはポルトガル語で「糞」のことを指します。

 

未熟豆

実が未成熟のうちに収穫された豆のことです。ヴェルジという別名もあります。未熟豆が混ざるとひどい悪臭を放ちます。ヴェルジ対策として、豆を何年か寝かせて枯らすこともあります。

 

貝殻豆

乾燥不良や発育不良などが原因で豆の形状が変形した豆のことを貝殻豆といいます。割れたり、えぐれたりしています。貝殻豆は煎ったときのムラの原因になります。

 

虫食い豆

虫食い豆はその名の通り、害虫に食われた豆です。コーヒーの濁りや異臭の原因になります。

 

しわ豆

栄養不良や水不足が原因で十分に育たなかった豆です。

 

つぶれ豆

乾燥の工程で踏まれたり、精製の際に水が多すぎたことなどが原因でできた豆は、つぶれ豆と呼ばれます。

 


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