コーヒーの格付け
コーヒーの生産国はいろいろな基準で等級を設けています。それは標高や、スクリーンサイズ、欠点数など生産国によって様々です。ここでは代表的なコーヒーの評価方法についてみていきます。
産地の標高
より標高の高い産地の豆が高級であるという評価方法です。標高が高ければ気温は低くなり、そのぶんだけゆっくり時間をかけて実が熟するからです。また、朝夕の寒暖差が激しいので実がしまり、よいフレーバーが生まれるとされています。
グアテマラやエルサルバドル、ホンジュラスなど、中米の多くの国で、この標高による格付けが用いられています。
スクリーンサイズ(豆の大きさ)
スクリーンサイズというのはコーヒー生豆のサイズのことをいいます。64分の1インチ刻みに穴のあいたふるいによって豆の大きさをはかります。その大きさが大きいほど評価が高くなります。
欠点数(欠点豆の数)
欠点数とは、生豆の中にどれぐらい不純物が入っているかどうかによって生豆を評価するものです。
また、欠点豆とは生豆の中に混入する不良豆のことであり、それには発酵豆や黒豆、カビ豆、未熟豆、砕け豆、貝殻豆、虫食い豆、ドライチェリーなどがあります。