グアテマラ
グアテマラは国土のおよそ70％が高原地帯です。火山が多く、土壌はミネラル分を豊富に含んでいます。コーヒー栽培には最適な土地といえそうです。
1750年代にイエズス会の牧師によってグアテマラにコーヒーが持ち込まれました。グアテマラは1821年にスペインから独立を果たし、その後はドイツ人移民によりコーヒー栽培は発展していきます。
1969年には、生産効率と品質の向上を図るために、グアテマラ全国コーヒー協会（通称・アナカフェ、ANACAFE）が設立されました。
グアテマラ全国コーヒー協会は生産者によって運営されている組織ですが、政府の役人もメンバーに加わっています。
コーヒー産地として知られているのは、メキシコに近い山岳地帯のサンマルコスや、南部にはケサルテナンゴなどがあり、その他には、コバン、アンティグアといった産地があります。
栽培品種のほとんどはアラビカ種であり、精製は水洗式が中心です。
グアテマラSHB
グアテマラでは、グアテマラＳＨＢが最高等級の豆とされています。ＳＨＢというのは、ストリクトリー・ハード・ビーンの略であり、1350m以上の高地で栽培される豆です。
グアテマラの等級は、生産地の標高によって決定されます。標高が高いほうが高品質であるとされています。上級品からＳＨＢ・ＨＢ・ＳＨ・ＥＰＷとなります。
グアテマラＳＨＢは豊かな芳香と、強い酸味が特徴です。
ハイローストからシティーローストで焙煎するといいでしょう。