プエルトリコ
プエルトリコには1736年にマルティニーク島からコーヒーが持ち込まれました。19世紀の終わりまでには、プエルトリコは世界第6位のコーヒー輸出量の国の地位を占めるようになっていました。
かつてはローマ法王もプエルトリコ産のコーヒーを愛飲したといわれていますが、過去二度にわたるハリケーンの影響によって、コーヒー農園は甚大な被害を蒙り、1世紀以上の間、輸出がストップしたこともありました。
今日では、砂糖がコーヒーの輸出量を大きく上回っています。コーヒーの生産量は1万2千トンほどです。
コーヒーの栽培地域は中部の山岳地帯です。
プエルトリコのコーヒーは甘く、味に柔らかみがあって、香りがとても良いという特徴があります。世界のコーヒーの中でも最上級の豆のひとつでしょう。