中米・カリブ海地域

中米・カリブ海地域記事一覧

エルサルバドル

エルサルバドルは面積が2万1000kuしかありません。中南米で最も小さな国です。勤勉な国民性と、火山地帯で地震が多いといった要因から、中米の日本と呼ばれたこともあります。現在、コーヒー栽培は農業生産量の30パーセント以上を占めるようになっています。国土の大半は標高600m以上の高原です。主な産地は東...

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キューバ

キューバは西インド諸島の中で最大の島とその属島からなる共和国です。主に砂糖とタバコとコーヒーの生産がよく知られています。18世紀の半ばにキューバにコーヒーが持ち込まれました。1790年代までにはかなり多くの量のコーヒーがスペインに輸出されるようになりました。また、1789年にハイチの暴動で、フランス...

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グアテマラ

グアテマラは国土のおよそ70%が高原地帯です。火山が多く、土壌はミネラル分を豊富に含んでいます。コーヒー栽培には最適な土地といえそうです。1750年代にイエズス会の牧師によってグアテマラにコーヒーが持ち込まれました。グアテマラは1821年にスペインから独立を果たし、その後はドイツ人移民によりコーヒー...

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コスタリカ

コスタリカは九州と四国を合わせたほどの面積の小さな国です。パナマとニカラグアに国境を接しています。コーヒーは1779年にスペイン人の旅行者ナヴァロによって、キューバから持ち込まれました。コーヒー産地の中でも経済的に裕福な国であるというのがコスタリカの大きな特徴です。カリブ海を望む東部の斜面と、太平洋...

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ジャマイカ

ジャマイカは国土のおよそ8割が山地であり、高品質なアラビカ種が生産されています。1725年にマルチニーク島から最初のコーヒーの木が持ち込まれました。ジャマイカでは1932年にコーヒー生産はピークに達して、1万5千トンにまで生産は拡大しました。第二次世界大戦後、ジャマイカのコーヒーの質は低下して、いく...

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ドミニカ共和国

ドミニカ共和国はカリブ海の島々を代表するコーヒー生産国のひとつです。コーヒーは砂糖に注ぐ第二の主要農産物になっています。コーヒー農園の大きさは13万ヘクタールにも及び、毎年のコーヒーの収穫量は5万トンほどです。ドミニカ共和国では18世紀にコーヒー栽培が開始されました。主な産地は中央山脈のシバオと、カ...

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ニカラグア

ニカラグアでのコーヒー栽培は、マラグア近郊のカラソ台地で最初に行なわれました。19世紀半ばになると、ドイツ人の入植者を中心としてコーヒー栽培が本格化していきました。当時のコーヒー豆を輸送する手段の中心を担ったのは鉄道と蒸気船でした。国営鉄道がグラナダとコリント間を結び、蒸気船はニカラグア湖とサンフア...

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ハイチ

カリブ海の島国ハイチはとても小さな国であり、ドミニカ共和国と国境を接しています。コーヒーは主要な輸出品です。コーヒー農園の面積はおよそ3万ヘクタールほどであり、毎年4万トンほどのコーヒー豆が生産されます。17世紀にフランスが最初にハイチを植民地化した頃から、コーヒーは重要な農産物でした。砂糖やタバコ...

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パナマ

パナマでは19世紀末に主にヨーロッパからの移民によってコーヒー生産が始まりました。現在、毎年2万トンのコーヒー豆が輸出されますが、その大半はヨーロッパ向けのものです。パナマのスペシャルティコーヒーの産地が多く集まっているのは、国土の西端に位置するチリキ県です。それはコスタリカのすぐそばにあります。チ...

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プエルトリコ

プエルトリコには1736年にマルティニーク島からコーヒーが持ち込まれました。19世紀の終わりまでには、プエルトリコは世界第6位のコーヒー輸出量の国の地位を占めるようになっていました。かつてはローマ法王もプエルトリコ産のコーヒーを愛飲したといわれていますが、過去二度にわたるハリケーンの影響によって、コ...

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ホンジュラス

コーヒーはエルサルバドルからホンジュラスに伝わりました。19世紀の終わりにコーヒー栽培は本格化したといわれています。当時、コーヒー農家はたくさんありましたが、その一つ一つは小規模なものでした。現在でも大部分が小規模な生産者でコーヒー栽培が行なわれています。大規模農園は全体のおよそ20パーセントほどで...

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メキシコ

メキシコは中米の国の中でコーヒー生産量が最も多い国です。地理的な事情もあって、豆の70パーセントはアメリカ合衆国に輸出されています。オーガニックコーヒーや有機コーヒーがメキシコでは有名です。コーヒーは18世紀の終わり頃にスペイン人によってキューバとドミニカ共和国からメキシコに持ち込まれました。それか...

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