ルワンダ
ルワンダはアフリカ中部に位置する内陸国です。美しい自然を残す国としても知られています。
現在、ルワンダはアフリカ大陸で9番目に多くアラビカ種を生産しています。コーヒー生産農家の多くは大プランテーションではなくて、小規模なものです。
コーヒーは輸出高の一位を占める農作物となっており、特に地方に居住している人々にとって、コーヒーは現金収入を得る重要な手段となっています。
ルワンダのコーヒーの歴史
1904年に初めてドイツ人の宣教師たちがコーヒーをルワンダに持ち込みました。
1930年代初頭、ルワンダ政府の主導のもと、数少ない換金作物であるコーヒー産業を発展させるために、低品質のコーヒー豆が大量生産されていきました。
ルワンダのコーヒー市場はかつて大量の死者を出す虐殺や戦争によって停滞を余儀なくされました。これからの将来、コーヒー産業が発展していくかどうかというのは、同国が政治的に安定するかどうかにかかっているといえるでしょう。
近年、アメリカなどの資金援助によって、コーヒー栽培に必要なインフラは整備されつつあります。
コーヒーの栽培地域について
ルワンダのコーヒーの産地は標高1200〜1800mの高地に位置しています。土壌は火山灰質であり、農薬はほとんど使用されずに自然栽培が行なわれています。高地で栽培されているのはアラビカ種です。
キブ湖周辺やギセニ、首都キガリの南部の地域などではロブスタ種が栽培されています。
精製はナチュラルからウォッシュトになり、品質は向上しています。