焙煎の知識

焙煎の知識

焙煎とは

焙煎(ロースト)とは、生のコーヒー豆を火力を用いて煎ることです。上手に焙煎されたコーヒー豆は、豆のもつ酸味や苦味、香りなどが最大限に引き出されます。

 

よい焙煎豆かどうかを見極めるポイント

うまく焙煎されたコーヒー豆は大きくふくらんで表面にシワがありません。また、ツヤツヤとしていて、色にムラがありません。

French Roast Whole Coffee Beans


French Roast...

Alexander Feig

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焙煎の種類と段階

コーヒー豆の焙煎の種類は大別すると、浅煎り、中煎り、深煎りに分けられます。浅煎りは酸味が強くて、独特の香りがします。深く煎れば煎るほど酸味は失われていき、苦味が発生してきます。

 

焙煎度を測る目安として現在よく用いられているのがアメリカの8段階方式の焙煎チャートです。

 

ライトロースト(Light Roast)

浅煎り

煎りは一番浅く、コクや香りがほとんどありません。一般的に、飲用には不向きであり、テスト用に用いられます。

シナモンロースト(Cinnamon Roast)

浅煎り

豆の色はシナモン色です。少しずつ香りが出てきます。ライトよりは香りが良いですが、酸味が強く残っています。

ミディアムロースト(Medium Roast)

中煎り

香りがよくてまろやかな酸味が特徴です。アメリカンコーヒーに適した焙煎度合いです。

ハイロースト(High Roast)

中煎り

ブルーマウンテンやキリマンジャロに合う煎り方です。日本でも一般的な煎り方です。酸味が抑えられて、苦味と甘みが増してきます。

シティロースト(City Roast)

中煎り

コロンビア、ブラジルに合う煎り方です。シティとはニューヨークシティを指します。また、ジャーマンローストとも呼ばれます。

フルシティロースト(Full City Roast)

深煎り

やや深煎りであり、シティローストとはコクの質感が変わります。また、酸味はほとんど感じられなくなります。アイスコーヒー向きとされています。

フレンチロースト(French Roast)

深煎り

苦味が強いのが特徴です。少しばかり、焦げと煙の香味があります。カフェ・オ・レのようなヨーロッパのコーヒーに向いています。

イタリアンロースト(Italian Roast)

深煎り

豆の色は黒色であり、表面にはオイルが浮いてきます。苦味の質が強く刺激的で、舌に残るようになります。エスプレッソに用います。


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