コーヒー豆を挽く道具(ミル)について

コーヒー豆を挽く道具(ミル)について

コーヒー豆を挽く道具(ミル)は大別すると、電動式と手動式のものがあります。ここではそれらの特徴を細かく見て行きます。

 

電動式のミルは時間が短くて済むことと、面倒くさくなくて良いというメリットがあります。また、一度に多量に挽くなら電動式が便利です。

 

手動式はインテリアとして台所などに飾っておけるというよさがあるでしょう。

 

また、ミルはその構造から分けると、縦横の溝刃を使ってコーヒー豆をカットしながら挽くタイプのカッティングミル(電動式に多い)と、臼歯でコーヒー豆を磨り潰して砕きながら挽いていくタイプのグライディングミル(手動式に多い)があります。

 

カッティングミルの長所は粒度が均一であり、摩擦熱が出にくいという長所があり、微粉が出やすいという欠点があります。

 

一方、グライディングミルは微粉が少ないという長所がありますが、粒度にばらつきが出やすく、摩擦熱が発生しやすいという欠点があります。

 

業務用で大量生産をするときには、電動式のカッティングミルを使用することが多いようです。

 

豆を挽くときに注意すべきポイント

  1. 摩擦熱を抑える。
  2. 粒の大きさが均一になっているかどうか

 

1については、豆を挽く際に摩擦熱が生じることにより、発熱によって香りの成分が飛散しやすくなるからです。家庭用のミルであれば、手動式なら摩擦熱が生じないようにゆっくりと挽くといいでしょう。

 

2については、コーヒー豆の粒が揃ってないと、抽出濃度にムラが生じるからです。

 


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